Digital Citizenship ①オンラインでどうやって自分自身を守るか? ‐安全とプライバシーの確保

知っていましたか?オンライン活動が人生に与える影響を👇

Contents

  • 学生の3人に1人がインターネット上で誹謗中傷されている
  • 40%の大学入試機関は、入学許可の前に応募者のオンライン上での足跡を確認している
  • 3分の1の求職者は、過去のオンライン上での投稿が理由で、就職の面接で落とされている

オンラインでの活動は人生の一部であり、そこで表現しているのは自分自身です。
健康的で安全なオンライン活動の方法を知ることは、これまで以上に重要な事です。
オンライン上とはいえども、倫理的で責任ある行動が必須。
デジタル世界での活動にもルールがあり、それを守らないことは自分の不利益に繋がります。

Digital Citizenship – 自分を守るためのオンライン活動の指針

ではオンラインでの活動にはどんなルールがあるのでしょうか?
マイクロソフトがひとつの指針を公開しています👇

『Digital Citizenship』の3本柱
①どうやって自分自身を守るか?
②どうやってお互いを守るか?
③どうやって自分の情報を守るか?

プログラミング教育におけるプログラミング的思考の習得だけでなく、
デジタル社会でどのように身を守って活動していくかも同様に重要な教育内容です。
子供を守るため、また自分自身を守るためにも、デジタル社会でのルールを把握しておきましょう。

Microsoft Education – Digital Citizenship

①どうやって自分自身を守るか? オンラインでの安全とプライバシー

オンラインでの活動をするときには、オンラインでのルールを守る必要があります。
それは自分自身を守るためです。
あなたは自分の安全、プライバシーについてどう考えていますか?

例として、なぜドアに鍵をかけるのかを考えてみましょう。
一つは安全のためです。
自分や家族の身の安全、そして所有物の安全のために鍵をかける必要があります。
だれかが土足で家に入って襲ってきたり、ものを持っていったりしたら非常に困ります。

もう一つはプライバシーを守るため。
あなたの個人的な情報だったり活動を守る必要があります。
情報をシェアすることが推奨されていたとしても、自分のすべてを公開したくはないですよね。

オンラインで活動する時も同様に、あなたの安全とプライバシーを守る必要があります。
パソコンの中にはあなたの個人情報がたくさん入っているはず。

例えば、
・銀行明細などの金銭的な情報
・年齢、住所、写真などの個人的情報
・家族や友人とのメッセージのやりとり

強力なパスワードを使え

これらの情報を守るために、強力なパスワード(鍵)をかける必要があります。
強力なパスワード(鍵)とはどういったものでしょうか?

・大文字小文字、シンボル、数字が混ざっていて長いもの
・自分にとっては覚えやすく、他人から推測されにくいもの
(例)
-Strogn passwords are safer > Str0ngpa$$w0rdsRsafer!
-I love popcorn > !L0veP0pc0rn
-Kei likes to play football > Ke!Likes2PlayF00tball

強力なパスワードを使うのに加えて、以下の点も重要です
・それぞれのユーザーIDに異なるパスワードを使う
・パスワードは手書きでメモして安全に保管する
・2段階認証を設定する(パスワード+携帯での認証)

パスワードの管理の仕方についても注意が必要です。
・パスワードは誰とも共有しない(例え親友とでも)
・メールやメッセンジャーで決して送信しない

上記を徹底することであなたの安全とプライバシーを守ることができます。

オンラインに潜む悪者に気をつけろ!

しかし、オンライン活動では更に気を付けるべきことがあります。
それはオンラインに潜む数多くの悪い人たちの存在です。
オンライン上であなたの個人情報を虎視眈々と狙っている悪者が数多くいます。
悪者は悪知恵とITスキルを使ってあなたを騙そうとしているのです。

例えば、
・友達を装ってあなたに近付いてくる
・郵便局や銀行のフリをしてあなたの銀行口座情報を盗もうとする
・偽物のウェブサイトを作って、あなたのIDとパスワードを盗もうとする

フィッシング詐欺野郎はそこら中に罠を仕掛けている

私のところにも先日郵便局を装ったメールが送られてきました。
その詐欺メールは非常によくできていて、
差出人も正式名称、送信元メールアドレスも正式なものが表示されていました。
そのメールには、「あなたの口座に入金があったのでオンラインバンキングにログインして確認して下さい」という指示と、
オンラインバンキングのリンクが記載されていました。
そのリンク先を開いてみると、本物のオンラインバンキングそっくりのウェブサイトが表示されました。
そこでもし自分のIDとパスワードを入力したらどうなるか想像できますか?

そうです。そのログインは失敗するでしょう。
なぜならそれは偽物のウェブサイトだから。
そして同時に何が起きるでしょうか?
そうです、あなたのIDとパスワードを入手した悪者が、
瞬時にそれを使って本物のオンラインバンキングに「あなたとして」ログインします。
そして「あなたの」お金をどこかの口座に送金してしまうのです。
もちろんその先のお金の動きが追えないような仕組みを用意しておいて。。
悔しいことにそのお金が帰ってくることはありません。

ふぅ。
とても怖い話ですが、誰の身にも起こりうる話です。
そしてその悲劇はオンラインで一瞬で完結してしまいます。

あなたはどうやってオンライン上で自分の安全とプライバシーを守りますか?

オンラインで活動する時は、全てを疑うくらいの心構えをもちましょう。
自分の安全とプライバシーは自分で守るしかありません。

まずは長いこと変えていないであろう(笑)、あなたのパスワードを変更しましょうか。

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