1年毎日最高に楽しく過ごす vs 5年あまり盛り上がらず、でも安定して過ごす。

COVID-19のパワーは凄い。
全人類の生活を一変させてしまうその威力は計り知れない。世界中で活動自粛がなされて2か月ほど経った。幸いなことにウィルスの蔓延は少しずつ収まってきているようだ。これで特効薬が開発されたら最高に嬉しいね。そんな簡単じゃないみたいだけどすげー期待してる。

活動自粛は、生活面に対してはもちろんのこと、経済的にも超大打撃を食らわしている。経済活動が制限されてるってことはさ、経済が回らないって事だから。

例えばレストランなんかは営業は許されているものの、店舗での飲食は禁止されていて、デリバリーのみOKとかね。もちろんデリバリーだけでは利益をあげるだけの売り上げを出すことは難しい。

売上が無いと、コストを賄うことができない。仕入、家賃、そして人件費。これらのコストを削減しなければビジネスの存続すら危うくなる。そしてその影響はサプライチェーン全てに伝わっていく。飲食に限らずあらゆる分野で同様の悪循環が起きるのだ。やばいのだ。

自粛してるときでも楽しく過ごさなきゃな、と思う。

世界中がそんな状態で、当然自分もそんな状態で、つまり自粛中。自宅でコツコツと作業して過ごしてる。

作業に集中したいときに暇を持て余したキッズがぼくの集中仮想空間に突入してきたり、もっと子供との時間にコミットしろよお前どうせ暇なんだろうプレスを太太にかけられて心底疲弊したり。

おれはおれなりに頑張ってるんだぜ。盗んだバイクで走りだしたい衝動にかられる日々に終止符を打ちたいけど、政府の意向に背いて自由にやろうものならすぐに自警団にチクられ、ビザはく奪され、国外に放り出されるのだろう。くわばらくわばら。

そんなストレッサーに囲まれながらも、そんな時も楽しく過ごすべきだよなと強く思うのだ。

結局人生は楽しんだもの勝ちなんじゃないかな。勝ち負けとかって無いけど。生物学的には子孫繁栄のために生きているのかもしれないけど、自分の哲学的には人生を楽しむために生きてるんだと思うんだ。

楽しいことをやりたいからそれを実現するように生きてきた。そういった目的を持って生きてきたわけではないけど、振り返ってみるとやりたいように過ごしてきたなと思う。

新卒で入った会社も1年で辞めたし、アメリカ留学したし、海外出張しまくったし、海外駐在もした。子供もできたし、そして起業もした。

もちろん各過程では嫌な事もあったし、悩むことも多々あったけど、基本的には楽しく過ごしてきた。そしてこれからも同じように、いやこれまでよりさらに楽しむという意識で過ごしてく。

波はあれども最高に楽しい1年と、あまり盛り上がらないけど安定した5年。どちらを選ぶかと言ったら前者だぜ。先の事をあまり考えずに、今に注目して今を楽しむっていうのがアツい生き方だと思うんだ。

アリとキリギリスって話がある。
先を見越して毎日コツコツ働いて過ごしているアリと、先を考えずに今を楽しく過ごすキリギリス。最終的に安定した生活を手に入れたのはアリだった。という話だったと思う。

このアリのように先を見越して過ごすべきだと、これまでは思ってきた。けどキリギリスの生き方の方が好きだし憧れる。そして自分の人生を振り返ってみると、どちらかというとキリギリス的だったようだ。つまりあまり先の事を考えずに生きてきたようだ。

その結果どうなったかというと、結構波があってエキサイティングで楽しい日々だ。経済的にも安定しているし。この先の展望もあまりないけど、何か上手くいくんじゃないかと思ってる。

結局なんだかんだで上手くいくんだよきっと。日々を楽しく過ごしていれば。楽しく過ごすっていう定義が要ではあるけど。それが酒浸りとか女遊びとか、生産性のない享楽的な活動を指しているとしたら、その先にあるものは破滅だよな。

楽しく過ごすという意味が、興味あることを極めるとか、自分のアイデアを形にしてビジネスを営むとか、自分の考えや行動を刺激する人と付き合ったりとか、そういった建設的な活動を指しているのであれば、その先には明るい未来が待っているのだ。

さあ、これからの生活をどうしようか。

事業を始めてからというもの、自分を律して過ごしてきた。会社の代表だし、提供するサービスの責任もとらなくてはいけない、顧客に対しては礼儀正しくしなければいけない。

それと子供の存在も大きい。子供の見本にならなければならない、子供にしっかり教育しなければならない、子供の友達の親とも礼儀正しく付き合わなければならない。

こういう意識を持って過ごしてきたから、なんだか真面目人間になってしまったようだ。いや、良いことではあると思うんだけどね。でもなんか自分らしさがないというか、おれ盛り上がってるっていう感覚がない。

だからちょっとスタイルを変えていこうと思う。もっと自由な発想で、もっと動いて、もっと痛い目にあって、もっと結果を出す。安定とかふざけんな。波があるけど充実した楽しい日々を送るのが、これからのおれの人生の歩き方。