仕事のリズムと家庭のリズム

仕事と家庭では流れているリズムが異なります。

この違いを意識していないと、思わぬ軋轢が生まれ、自分だけでなく家族をも不快にさせてしまうことがあるので要注意。

特に仕事上部下をもってで部だったり課だったり、或いは会社自体を経営する立場の人は、その仕事上のリズムだったりやり方をダイレクトに家庭に持ち込むのはご法度です。

防ぐことができる問題を避けるために、家を出るとき、そして仕事から帰って帰宅したとき、スイッチを切り替えて自分の中に流れるリズムを切り替えることをおすすめします。

今朝ぼくが発生させてしまった軋轢

ちなみにぼくは現在企業に勤めていて、そこで受注したプロジェクトにおいてチームを率いてシステムを構築するという枠割をになっています。

その傍ら個人で会社を立ち上げ、ビジネスプランや人員計画、そして実務の面も孤軍奮闘している状況です。

そして人生の土台として、まだ幼い娘2人を含めた大好きな家族と暮らしています。

何足かの草鞋を履いて七転八倒しながらも前向きに楽しく過ごしているのですが、最近仕事におけるリズムと家庭におけるリズムを混同して行動してしまうことがしばしばあり、その都度無駄な不快感を感じています。

今朝もまたそのミスを犯してしまった。。完全に自分で招いたミスなだけに反省の念が堪えません。笑

仕事のリズムを家庭内に持ち込む事の弊害

それはオンラインショッピングの配達ミスが引き金でした。

先日、妻がオンラインで日用品を購入しました。

我が家では水や洗剤など重いものはオンラインで購入してデリバリーするようにしています。

オンラインショッピングは本当に便利ですよね。

ただ海外、思うに特にアジア諸国だと物流網やサービスの質がまだ発展途上にあり、ミスオーダーやデリバリーミスも良く発生します。

オーダーしたものとは別物もが届く、とか、オーダーしたものが届かないとか。です。

日本では殆ど経験しないような事象だと思いますが、ここシンガポールでは頻度は高いです。

そのため、その都度カスタマーセンターに問い合わせて、事情を説明し、強い意志をもって交渉をする必要が出てくるのです。

まあ慣れてしまえば難しいことではないんですが、時間も労力も費やす必要があり、正直やりたくないものではあります。

ですが放っておけば解決しないので対応せざるを得ないというのが現実です。

ぼくなんかはこういった経験を経て交渉が上手になった自負もあるので、振り返ってみると良い経験だなと思えるようになりました。

カスタマーサポートとの交渉の仕方

話を戻すと、先日妻がオンラインでオーダーしたものが配達予定日を過ぎても届いていないという事が発生しました。

配達状況をウェブサイトで確認すると、なんと「配達済み」のステータスになっていました。

これはおかしいと妻がカスタマーサービスに電話をして事情を説明すると、先方はデータベースを照合しました。

配達員が配達先の玄関前に置いてきた、との回答が来ました。

が、当然我が家の玄関前には何も置かれていません。つまり配達ミスは確実。

ただ先方は証拠の写真を撮っているからそれをメールで送るので確認してくれ、と言いました。

それを受けて妻は分かったと言って、そこでいったん電話を切ってしまいました。

その会話を横で聞いていたぼくは、妻がそのタイミングで電話を切ったことに疑問をもって、妻を責めてしまいました。

その証拠写真を受け取って確認したところで、結果としては我が家ではないどこかに配達した、というのは明白だからです。

なので電話は切らずにホールドしておき、その場でメールを確認して、その写真で写っているのは我が家ではないと伝えるべきだと思ったのです。

さもなければ、電話を切った後にメールを確認して、またカスタマーセンターに電話をして、状況を再度説明しなければなりません。

その時間と手間が非常に無駄なので、それを避けるために一回のクレーム電話で、要件を実現するべきだと思うのです。

要件というのは、購入したものの再配達をASAPで手配せよ、という事です。

家庭内で偉そうに支持をすると負のスパイラルに陥る

ぼくのその時の妻への伝え方がまずかった、と後になって思いました。

強めの口調で妻を責める形で、なんでそこで電話を切るんだ、その場で話を終わらせるべきじゃないか、ということを言ってしまいました。

それを受けた妻はやはり良い気はしません。

気分を悪くしたのはもちろん、そのように偉そうに言ってくるぼくに対して、そんな言い方しないでよ、と強く反発しました。

その反発を受けてぼくも気分を害する、という負のスパイラルが発生したのです。

何が悪かったか、それはぼくの妻に対する対応です。

改善策を提案するのは良いにせよ、相手が頑張ってやったことの問題点を指摘して責めるべきではなかったのです。

仕事のリズムは早い

仕事をやるときのリズムというのがあります。

そのリズムは効率を求め、決定を促し、結果を出す、というドライで早いリズムです。

そのリズムは家庭内に流れるリズムとは異なります。

仕事をするということは、損益が絡んでくるという事です。

より少ないコストでより大きな利益を上げることがビジネスでは求められます。

サービス業でコストの大部分を占めるのが人件費。

つまり人が動くことに対してコストが発生するのです。

例えばミーティングをすることにもコストがかかっています。

ミーティングの参加者が多ければ多いほど、また参加者の賃金が高ければ高いほど、そのミーティングにかかるコストというのは大きくなります。

大企業になると、1回 1時間で数十万のコストがかかっているということは稀ではありません。

こういったコストを削減するために、時間の大切さを理解して、無駄を省いていく事が利益を最適化するのには必須です。

つまりビジネスにおいては無駄を省き、より効率的に、より良い結果を出す、という意識をもって活動することが求められるのです。

そういったプレッシャーがあるので、必然的に思考と行動のリズムが早くなります。

今朝の事象をビジネスのリズムで対応すると

今朝の事象(オンラインショッピングのデリバリーミスを再配達させる交渉)をビジネスのリズムで対応するとどうなるでしょうか。

問題点と責任の所在を明確にして(この場合、先方が配達ミスをした)、対応策を合意して実践する(この場合、オーダーしたものをASAPで再配達する)、そのための交渉をするということになります。

ここで大事なのはスピードです。

複数回やり取りをするのではなく、必要最低限の最短距離で交渉を成立させて結果をださなければいけません。

つまり、一回のクレーム電話で全てを終わらせるという事です。

今朝ぼくが考えた、採るべき対応は、この仕事のリズムに沿ったものです。

家庭のリズムはゆっくり

一方、家庭で流れるリズムはどうでしょうか?

家庭にもよると思いますが、一般的には仕事のリズムと比べると流れはゆったりしているのではないでしょうか。

特に子供がいる家庭では顕著だと思いますが、何事も予定通りにはいかない。

例えば休日に朝早くから動物園に行こうと決めても、当日の朝は幼い子供がごねたり、朝ご飯を食べるのに時間がかかったりで、結局出発は昼になったとか、結局行くのをやめたとかいうことが頻繁に発生します。

ビジネスのようにビシビシと計画を立てて無駄を省いて前に進む、という流れではないのです。

家庭で費やす時間が多い人は、このリズムで生活しています。

バリバリのキャリアの方で職場にいることはバリバリ仕事リズムで生活していたとしても、子供ができて家庭で子育てをするようになると必然的に家庭のリズムにシフトしていきます。

またお付き合いする人々も同じようなリズムで生活している人が大多数になります。

なので仕事のそれに比べるとゆっくりと流れる家庭のリズムが、その人の普通になるのです。

今朝の事象を家庭のリズムで対応すると

では今朝の事象を家庭のリズムで対応するとなるとどうでしょうか。

これは妻が採った行動に合致するのでしょう。

目的はオーダーしたものを再配達してもらうということに変わりはありません。

違うのは、そのゴールを実現するためにかける時間と労力です。

つまり無理せずに今できる範囲で対応するということ。

一回の電話で解決しなくても、また次のステップで交渉して、結果上手くいけばよいでしょうという事。

オンラインで購入したものは、別にすぐに手に入らなくてもだれも困らない類のものなので、そんなに焦って対応しなくても問題ないじゃないかという自然な考えです。

確かに、洗剤や水が早く手に入ったとしても当面使わにあのであれば急いでデリバリーしてもらう必要もないわけです。

どちらが良いということは無い。リズムが異なるという事がポイント。

仕事のリズムと家庭のリズム、どちらが良いという事はありません。

状況によって適切なリズムというのは変わってくるので、ビジネスやるときは仕事のリズム、家庭には家庭のリズムが適しているのです。

大事なのは、そのリズムの違いを意識して、使い分けるということです。

仕事のリズムを家庭に持ち込むと必ずや軋轢が発生します。逆もしかり。

今回ぼくが経験した事象はまさにこのリズムを使い分けられなかったことが原因で発生したものです。

良かれと思って発したぼくの発言は、妻にとっては何様のつもりよ、ということになってしまいました。笑

ぼくが家庭のリズムを意識していれば、無駄に指摘はしなかっただろうと思います。

逆に適切なステップを踏んで交渉を前に進めた妻の行動を賞賛すべきだったのだろうと反省すらします。

リズムを切り替えるのは簡単なことではありません。

簡単ではないのですが、これをサボると自分を含め家族にとって不快な気持ちを生み出すことになりかねません。

なのでビジネス上と家庭では流れるリズムが異なるのだという事を意識して、家から出て仕事に向かうとき、そして仕事から帰ってきたときに、自分の中のリズムスイッチを切り替えるようにしましょう。

今朝の自分のミスを反省し、今夜はなにかスイーツでも買って帰ろうと思います。笑

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