結果をすぐに求めすぎるとストレスフル。過程を楽しむ余裕を持てばさらに良い結果がだせる。

最近YouTubeを始めた。

教育系のチャンネルを作って、日々あくせく動画をアップロードしている。そう、YouTuberになって一山当てようと思ってね。

というのは半分冗談で、半分本気でありまして、実際はオンラインで販売している教材(これであなたも好きな事をやって楽しく稼げる系のあれではないよ)の宣伝効果を期待してのマーケティング戦略の一環として始めたのだ。でももし人気が出ちゃって何とかキンとかなんとかしゃちょーみたいにチャリンチャリンなったら最高に嬉しいな、とも思っている。

好きなことやって動画とってYouTubeにアップロードしておけば自動的にお金が入ってくるなんて最高だよな。まじで。

まあ実際はさそんな簡単なことじゃないんだよな。っていうのがやってみて見に染みて分かってきた。

動画撮るのも編集するのも大変な作業だし、創造力も創造性も求められる。そして何より必要なのは継続する力だ。辛抱強く淡々と作業をして、クオリティを上げていく努力を惜しまないチカラ。それが何よりも大事ってことに気付いてげんなり。

いや自分飽きっぽいのでね。良い捉え方をすればチャレンジ精神が豊富でフットワークが軽い。ってやつ。だからブログとかYouTubeとか向いてないのだという事が自分ではわかっている。

それでもなぜYouTubeを続けているのかというと、仕事だからだ。ビジネスとしてやっていて、その報酬が期待できるから続けているのだ。続けているといってもまだほんの1か月なんだけども。。

今の子は結果をすぐに求めすぎている。うん、一理ある。今の子でない自分にも当てはまる。なんでよ。

テレビを見ていたら、最近の時事問題をコメンテーターが語る番組に出演していた長島一茂さんが「最近の子は結果をすぐに求めすぎている。その結果に至るまでの過程が大事で楽しむべきなのに、結果だけを見ているのはもったいない」という事を言っていた。

プロ野球で言えば1年かけて試合をして優勝チームを決定するが、その優勝に至るまでの道程が楽しいのだと言っていたのだが、確かにその通りだと思った。

自分も学生時代に打ち込んでいたスポーツは1年かけて日本一を目指していた。一年中試合していたわけではなくて、夏から始まるリーグ戦に向けて春から練習していくスケジュールだったけど。

春合宿行って新しいメンバーのチームとしてスタイルを確立していって、夏合宿で猛特訓とチームの総仕上げをして、リーグ戦に臨む。もちろん新チームのメンバーやスタイルなどを議論するのは前年の冬から始まるわけだけど。

そうやって少しずつ形作っていって、最後にリーグ戦でそれまでの努力の成果を発揮する。勝てば最高に嬉しいし、負ければ当然悔しい。リーグ戦を突破すれば夢の頂上決戦トーナメントに参加できて、その達成感だとかチームとしての一体感を感じられるのは心震える熱い経験だ。

そういった経験をしているから、結果ももちろん大事だし結果を出すために努力するものだが、そこに至るまでの過程も楽しむべきものだ、という意見には大きく頭を縦に振れるのだ。

でもね、YouTubeとかやってると、すげー結果が気になるんだよ。昨日アップロードした動画、何回再生されたんだろ?とか。今日はフォロワー何人になったんだろう?とか。

そういったことが気になって何度もその分析結果を見ちゃう自分がいる。そんなにすぐに結果が出るわけないのに、結果が出てほしい気持ちがシャシャシャと空回りしてる。ちょー短絡的に結果を出したいと思ってるんだ、実際。

「今の子は」結果をすぐに求めすぎって話なんだけど、全く「今の子」ではない自分にも当てはまっちゃてる。これは時代のせいか。ネットですぐにつながって結果も見えてしまうこの環境に慣れすぎてしまっているからなのか。

じっと耐える時間も必要。リリースから3年後からベストセラーになる作品だってあるわけで。

1年は見ておきたい。結果が出るまでに1年は耐えれるようになろうと思う。

もちろん実際は節目節目で顧客の反応を見ながら微調整していく必要はあるわけだけど、例えば売り上げが満足いくくらいまで上がって安定するまでには時間がかかるという心持で過ごすべきなのだ。

私の知り合いに外国語教材のベストセラー作家がいる。

彼女は独自のアイデアで教材を書き上げ、全国的にリリースした。諸般の発売は2013年だったそうだ。出版したは良いが3年ほどは目立つような売り上げは達成できなかったのだが、3年経過して2016年にはなんとその分野で全国売上No1のベストセラーになっていたのだ。それから4年連続でその地位を継続していて、今後もその地位は変わらない雰囲気だ。

さあ、ここから何が学べるだろうか。

結果がでるまでには時間がかかることもあるということだ。要は結果を焦るなって事だ。焦るな焦るな。今に集中だ。

正しい方向に向かって正しい努力をしていさえすれば、結果は必ず出るのだ。

顧客のニーズやウォンツを満たす商品やサービスを作り出すことに集中するのが大事だ。結果はすぐには出ないものだと割り切って。

顧客の反応ばかり見ていたら画期的な商品なんて造り出せない。客に迎合した商品は競争力もないしつまらない。それよりも自分の考える自分が良いと思う、ある意味利己的な発想から練りだした商品の方が吸引力があるのだ。と信じている。

その観点で創造する作業に没頭するのが満足いく結果を出すための近道。日々人の目を気にして、もしかして必要とされてないんじゃないだろうか?なんて臆病風に吹かれた状態で作業しても絶対良いものなんて創れないし、結果だって当然ついてこないさ。

だーかーら、結果が出なくても気にせず、結果が出るまでじっくり腰を据えて継続して改善していけば良い。

YouTubeでもブログでも日々の反応は気にせずに、長い目で取り組んでいくのだ、という決意をして、今日もYouTubeの動画の閲覧数をチェックしてしまうのであった。おしまい。

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