あるインターン生のインタビューを公開。シンガポールにインターンしに来た理由。

か:シンガポールにはいつからいるんですか?

う:3月の初めに来ました。なのでシンガポール生活3週間目です。

か:日本では学生でしたっけ?

う:はい。大学には4年通いましたがまだ卒業はしてないので学生です。現在は休学をしてシンガポールに来ています。

か:なぜ休学しようと思ったんですか?

う:休学しようと思ったのは、就職する前に海外での生活を経験してみたかったからです。自分は大学4年の初めに一度は就職活動はして今年の4月から働く会社も決めていたんですね。でも自分の将来を考えたときに、このまま就職してしまうことに不安を感じたんです。もちろん自分に対しての不安です。

か:ちなみになんの会社で働くことになってたんですか?

う:楽天です。

か:全然いい会社じゃないですか!

う:そうですね。自分にはもったいないくらいいい会社だとは思います。ただ自分は海外で働いてみたいという、漠然としているんですけど強い気持ちがありまして。楽天はそのチャンスは比較的少なく、自分としては不安に感じていたんです。だからこのターニングポイントは自分の今一番やりたいことをやってもいいじゃないかと思ったんです。

む:具体的にどんな不安があったんですか?

う:一言でいうと「海外に結局行けていない」という不安です。就職して会社に入ったら自分の選択肢ってどんどん少なくなってくるじゃないですか。あと家族を持ったらなおさらですし。行きたいと思っても今みたいに簡単に行動できないと思うんです。

か:確かに自由はなくなってきますよね~。

う:やはりそうですよね。さらに思ったのが、ここで行かなかったらきっと自分はいつまでたっても海外に行かないだろうなぁということです。だから思い切った決断ができました。

か:就職して諦めてしまうリスクは避けたかったわけですね。

今まで海外にはよく行かれていたんですか?

う:実はあまり行ったことがないんです。大学時代はかなり部活に時間を費やしていたので、

結局タイとカンボジアにしか行けませんでした。

か:部活が結構忙しかったんですね。

う:そうですね。一応英語部というところに入って、そこでディスカッションをやっていまして。それが結構競技性の高いもので関東大会とか全国大会も開催するくらいだったんです。春休み夏休みはほぼその練習に費やしてましたね。

か:すごいですね。どんなことディスカッションするんですか?

う:トピックは様々でして、医療であったり死刑存廃など扱いました。そういった問題を政府の目線に立って、今後の日本の政策を考えていくという形のディスカッションをしていました。

む:それはディベートとは違うんですか?

う:ディベートとは少し違いますね。ディベートは否定派と肯定派に分かれて、最後までその立場を変えずに意見を展開していき、どっちのロジックが相手より勝っていたかを競います。それに対してディスカッションは、話の流れ次第で自分の意見を変えることができるのが特徴で、その中でいかに話の中心になって意見展開をして、提案をして話を進めたかを競っていくんです。

か:それを英語でやっていくのはかなり難しそうですね。日本語で考えてから英語に直して意見を言っていくんですか?

う:そうですね。自分英語はそこまで話せないので、トピックごとの専門用語を無茶苦茶な文法に当てはめて相手に伝えていました(笑) ただこの活動をしていたおかげで、英語を使って意思の疎通をするということに抵抗はないですね。今に生きていると思います。

か:もともと英語には興味があったんですか?

う:はい、大学に行く前から英語は上手くなりたいなぁと考えていましたね。というのも高校の時にたまたま見ていた番組で、ある社長さんが喋っていたんです。それがかっこよくて自分も社長になりたいって考えるようになったん。それで社長になるなら世界に進出したいなって考えて、「英語が必要だ!」って思うようになったんです(笑)。だから大学に入ったら英語を学ぼうと思って、入学してすぐその部活に入りました。現時点で余り喋れるようにはなってないんですけどね。

か:そんなバックグラウンドがあったんですね。でもシンガポールにいる日本人はあまり英語話せる人って多くはないんですよね。結局シンガポールに来ても、一緒に働く人も、顧客も日本人が多いので、英語がなくてもどうにかなってしまって。そういう面では面白くないと僕は思いますねえ。

う:確かに、それはインターンをしていて感じます。海外インターンに来る目的の一つとして英語の上達があったんですけど、この3週間で英語を使う機会はほぼなくて。だから英語の上達だけを目的とすると、日系企業を選ぶのはあまりオススメしないですね。

か:インターンに来るきっかけは伺ったんですが、次にこの海外インターンはどうやって見つけたか伺っていいですか?

う:このインターンは自体は仲介のエージェントからの情報で知ったんですけど、応募からここに来るまでの手続きはすべて自分で行いました。エージェントを使うと全ての手続きはしてくれて楽なんですけど、20万近くかかってしまうんですよ。自分はお金がなかったので、面倒は多かったですが自力で行くことにしました。

か:エージェントにそんなに払うんですか!?かなり高いですね。でもなんでも自分でやってみるのもいい経験ですよね。

う:そう思いますね。仕事探しから、ビザの発行、家探しとめんどくさい手続きたくさんあったんですけど、やってみるとなんでも自分でできるものだなと分かったのは良かったです。

か:インターンはシンガポールに来てすぐ始めたんですか?

う:来て一週間後くらいに始めましたね。当初の予定では、こっちの生活と英語に慣れるために一か月後に始めようと思ったんですけど、4日経ったくらいにすごい暇だなって感じたんです。観光も一通りしてやることもなく、英語に慣れようと思っても、喋る人もいないませんし(笑) それでインターン先に連絡してすぐに初めせてもらったんです。

か;住居はこっちに来てから探したんですか?

う:はい。来る前からサイトである程度目星はつけておいて、シンガポールに着いてから何件か内見をして決めました。お金を節約したかったので、シャアハウスをして今は月$400(約32000円)の部屋に住んでいます。メイド用に作られた部屋らしくかなり狭いですけどね(笑)

か:それはかなり安いですね。コンドミニアムに住んでるんですか?

う;はい。コンドの一室に5部屋くらいあってそこでシェアをしています。あんまりシェアしてる住人とは会わないんですけどね。

か:ちなみになんですけどインターンのお給料はどのくらい貰えるんですか?

う:自分のインターン先は日給$50なので、月給は$1000くらいです。

なので自分はあまりお金を掛けずにシンガポールに来て、生活できていますね。おそらく航空券とかビザ代、家賃など含めても20万は掛かってないと思います。20万あればシンガポールでインターンはできます。

か:シンガポールにインターンに来て良かったですか?

う:正直まだ何とも言えないんですけど、学ぶことも多くて充実はしています。特にこっちで働いている方との交流は刺激が多くて、この考え方とかビジョンは日本にいたらきっと出会わないだろうなーとよく思いますね。そういう面では来て良かったですね。インターン先で多くの日本人ビジネスマンが集うコミュニティがたまたまあって、そういう出会いが多いのでラッキーでした。

か:それはいいですね。普通だったらコミュニティを広げていくのは難しいですもんね。シンガポールには県人会や日本人のスポーツコミュニティなどもあるので、そういったところに積極的に行って繋がりを広げていくのは大事ですよね。

う:そう思います。

む:周りで同じように休学して海外に行く人は多いんですか?

う:あまり多くはないですね。3年とか4年の初めにどこかに留学に行く人は少数いましたが、自分のように卒業を延期して海外に行く人はかなり少ないと思います。

む:そこに対してプレッシャーはありますか?

う:プレッシャーかなりありますね(笑)。というのも就職をやめて海外インターンという選択は一年遅らせるリスクがあるので、親とか周りの反対も少なからずありまして。その中で自分のやりたいことをやっているので、来たからには何か残してから日本に戻らなければというプレッシャーはあります。

か:それはかなりいいプレッシャーだと思いますよ。何かしら目的があるのはとてもいいですね。

う:ただこの目的がざっくりしすぎていて、結局何がやりたいのかっていうところがまだ模索中なんです。だから吸収できるものは全部しようと思って、何か会があれば顔を出したり、人と会うチャンスがあれば絶対にいったり、シンガポールでは機会があればなんでもやってみようと思っています。でも最近は自分が本当にやりたいことなんてそう簡単には見つからないなーと気づき始めたんですよね。だから今は少しでも興味があることをとことんやってみようと思ってます。そうしていくうちにきっと「これだっ!」と思えるものができると考えてます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください