海外で仕事したい人の背中をポンとたたきたくてこの記事を書いています。
海外で仕事をすることにから得られるメリットを知ることで、一歩前に踏み出すきっかけになればとても嬉しいです。
今回は『海外で仕事するメリット その3:スキルエリア拡大!』です。
海外で仕事をすると自分の出来る事が増えます。自分の専門外の仕事もやらざるを得ない状況になるから、必然的にできるようになるんです。
しかも経営者の立場まで経験できるチャンスが手に入りますよ。
みなさんも海外に飛びだして大幅なスキルアップを!
スキルエリアが広がる
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さてさて、今回お届けするのはスキルエリアに関する話です。スキルエリアって、自分が担当できる業務の範囲ってことですね。
海外で仕事すると、得てして自分が担当する業務の範囲が広がることになります。
これは、自分以外にやる人がいないから仕方なく自分でやるっていう状況になるからです。
スタートアップ企業と同じ感覚ですね。一人で営業も事務も技術もやるってやつです。
日本国内の大手企業でも、海外支店は小規模であるのは良くあることです。
例えば日本の本社の従業員が2000人で、シンガポール現地法人は5人、みたいな。
そうすると各々が担当しなければならない(しないと会社が回らない)ので、必然的に担当業務が増える。
そして自分ができる事が増えていって、自分で全体を俯瞰して仕事を回ることができるようになります。もはや経営という業務ですね。
海外で仕事するとそんな貴重な経験ができるんです。素晴らしいでしょう。
では、日本での仕事と海外での仕事、どう違うのか見てみましょう。
日本の一般的な組織の場合
海外に進出するような企業であれば、そこそこ大きくて、組織構造も整っています。
例えば営業部、技術部、人事部、総務部、とか大きく部が分かれてて、さらにその下のレイヤーに営業1課、営業2課、のように複数の課がある。
こんな組織が一般的ですよね。
そして、それぞれの部とか課に専門の業務が割り振られてます。
例えば技術部金融1課だったら、対象顧客はメガバンク一社のみで、そこに対して技術的サポートを提供するのみ。仕事を取ってくるのは営業部金融営業1課。という感じで業務が細分化されていて分業制。
分業制は効率が良いです。
それぞれの業務の担当者が、自分に割り振られたタスクに集中する。自分のタスクのエリア以外の事は、その担当チームに任せればOK。
海外現地法人の場合
一方、海外現地法人はどんな組織構造でしょうか。
先に示したように一般的に日本の企業と比べると規模が小さくなります。
なので人数的に組織分けっていうのは実現できないことが多い。
ではどうするかというと、一人で何でもやる、ということになります。
ぼくはITシステムを構築する会社に勤めてるんですが、日本ではイチSE(システムエンジニア)でした。
特定の顧客に対して、特定のITサービスを提供する仕事。それを5年間やってて、その道ではプロだったので、自分のスキルに自信を持っていました。
でも、シンガポールに来てから、その自負は一瞬で崩れ去りました。自分が知らない事、できない事が多い事に気づかされたから。井の中の蛙だったってことです。
例えば営業部がやる見積書作成とか、ベンダーからのIT製品買付とか、日本では営業部がやっていたようなタスクです。
あと人事も。人を雇うとか、教育するとか、評価するっていうところの業務。
人材派遣会社に必要な人材のイメージを伝えて人材を紹介してもらって面接したり、給料相場調べて、自社の業績も考慮しながら給与額決めたり。
ビジネスを回していくためには、これらを全部自分でやる必要があります。
そんなこと言っても
自分はペーペーだから、現地採用だからそんな仕事任せてもらえないよ、と考えるかもしれません。
でもそこで思考停止に陥らず、どうすれば仕事を任せてもらえるかを考えましょう。
本気で勉強したいんだったら現地の社長に直談判しましょう。やらせてくれと。
小規模の組織っていつでも人手不足です。
経営側もやる気がある人にどんどん仕事を任せる必要がある。従業員が成長しないと会社も大きくできないですから。
なのでお互いのニーズがマッチしている可能性が高いんです。
とにかく手を挙げて自分で仕事を開拓する姿勢が大事です。
気付かないだけで周りの人は既にやってますからね。先手必勝でチャンスを勝ち取りましょう。
スキルエリアが広がるというメリット
スキルエリアを広げる経験は非常に貴重。全体を俯瞰することができるようになって、ビジネスの流れが分かるようになります。
それが体得できれば経営ができるっていうことですからね。
経営できるんだったら起業できる。
起業したら搾取されることもないし、人の力を使って大きな事が、自分のやりたいようにできる。もう最高です。
もちろん起業したからって何でもうまくいくわけないですけど。。
海外で仕事すると、経営者の観点っていうの実体験できるチャンスが手に入ります。
あれ?このメリットって日本でも得られるんじゃ。。
確かにこの利点だけをみれば日本でスタートアップ入れば同じような経験はできますね。
でも他の利点(コミュニケーション力UP、異文化を受け入れる器)と併せて考えると、海外での仕事でしか得られません。
一挙両得ならぬ、一挙三得です。やるしかないです。
まとめ
いかがですか?
海外で積極的に仕事にチャレンジしていくと、会社で必要となる全ての業務を経験できて、スキルエリアが広がり、経営者の立場を体験できる。
海外で仕事するメリットは本当に多いです。
- 海外現地法人は一般的に規模が小さい
- 必然的に自分が担当する業務範囲が広がる
- ビジネス全体を俯瞰する経営者の立場を実体験できる
さあ、興味が出たらすぐに行動に移しましょう!やればできるから。
では、また。
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